ピアノの練習を嫌がる子をどうやって練習させればいいのだろうか・・・?~処方箋大公開!!まずはお試しあれ!!~
札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。
西岡裕美子ってどんな人?と思った方は、以下の記事をご覧いただけると分かりやすいかと思います。(o^―^o)
お家にて・・・
「ピアノ練習したの?」「早く練習しなさい!!」
あれ・・・?ピアノの音がしないけど。練習終わるの早くないかしら・・・?!
「明日レッスンなのに、何も練習していないじゃないの!!!もうっ!!」
焦る母・・・。
一方、教室にて・・・
生徒「今週練習できなかった~」先生「どうして?」生徒「だって、忙しかったんだもん!」先生「・・・(何といえばいいんだろう)」
「(先週のレッスンから進歩していない・・・)何度同じこと言ったらわかるの?同じ音間違えてるじゃない!」
言うべきことは全部言っているのに、なぜか伝わっていない気がする・・・。
そんなときどうしたらいいのか?
実はタイプ別で、伝わる言葉が違います。
うまく使い分けることで、確実に心に響く言い方ができるようになります。
今回は、ピアノレッスンやお家でよくある状況を想定しながら、具体的にどんな声掛けをしたらいいのか、解説していきたいと思います。
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目次
- ○ 新しい課題曲編~希望型と慎重型の違い~
- ・希望型~前向きな言葉で素直に~
- ・慎重型 ~悪い未来が来ないように・・・
- ○ 練習がはかどらないとき編~ビジョン・ロジカル
・ピースの違い~ - ・ビジョン
- ・ロジカル
- ・ピース
- ○ 目標の立て方編~フレキシブルとプランニング~
- ・プランニング
- ・フレキシブル
- ○ ピアノの練習表を作ったけど、うまくいかない・・・練習表が効くタイプと効かないタイプがいた!
- ○ タイプを知って、実践に活かそう
新しい課題曲編~希望型と慎重型の違い~
一曲を終えて、さて、次の曲に取り掛かるというときです。
何という言葉を添えて宿題を渡せばいいか。
お家では、どのように声掛けすれば、進んで練習してくれるのか。
考えたことはありますか?
じつは、どのように言うかで、家での練習のモチベーションが変わってきます。
「スラスラ弾けるように、練習してきてね!」
「(お家で)スラスラ弾けるように、練習しよう!」
「音を間違えないで弾けるように、練習してきてね!」
「(お家で)音を間違えないように、練習しよう!」
この二つには大きな違いがあります。
人それぞれ響く言葉が違うのです。
おうちでの声掛けも、同じことです。
ぜひ参考にしてみてください。
希望型~前向きな言葉で素直に~
希望型と呼ばれる人たちは、「スラスラ弾けるように、練習してきてね(しよう)!
」と言われると、前向きに練習できます。
やる気満々で練習できることでしょう。
逆に「音を間違えないで弾けるように、練習してきてね(しよう)!」と言われると、どうなるでしょうか?
そういわれると、怖いと感じます。
だから、間違ってしまうかもしれないと思い、練習がはかどらないかもしれません。
難しいのかな、できないのかな、などと思ってしまい、よけいなことを考えて、練習に手が出ず、結局一切練習せずに次のレッスンに来てしまうかもしれません!!
慎重型 ~悪い未来が来ないように・・・
逆に、慎重型
と呼ばれる人たちは、「スラスラ弾けるように、練習してきてね!」と言われると、当たり前じゃない、と素通りするので、ただの挨拶としてしか受け取らず、指導されたという意識がありません。
むしろ、当たり前のことを言われたと思い、ムッとするかもしれません。
お母様から言われたら、露骨に嫌な顔をすることと思います。
でも、「音を間違えないで弾けるように、練習してきてね!」と言われると、そこで初めて、あっ、練習しなきゃ!!と思うのです。
家では、言われたそばから練習を開始するでしょう。
そして、次のレッスンまでに、音を間違えないように弾いてきてくれるでしょう。
いかがですか?
あなたはどちらのタイプですか?
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練習がはかどらないとき編~ビジョン・ロジカル
・ピースの違い~
ピアノを習わせているお母様が、一番悩まれる瞬間だと思います。
さて、練習し始めました。
しかし、譜読みが一向に進まない。
どうしても、身体がピアノに向かない。
「練習しなさい!」「練習したら?」
どんな声掛けも届かず、レッスンまでの時間がどんどん迫ってきて、焦るお母様。
高いお金払ってレッスンに通わせているのに、しっかり練習してくれないと困るわ!!
そんな声が聞こえてきそうです。
そんな時、タイプ別にアプローチ方法を変えていきます。
さて、ご覧ください!
ビジョン
ビジョンのタイプは、どんなに必要性を説いても、逆効果で、どんどん練習しなくなります。
果てはやめてしまうことも・・・。
そんなビジョンタイプには、その曲が弾けた暁には、どんな風になっているのか、のイメージを与えてあげましょう。
アーティストの曲なら、アーティストのうたったり演奏する姿を見せる。
クラシックなら、マンガでもいいので伝記を見せる。
とにかく、なりきった姿をイメージできるようにします。
何も言わなくても、ひとりでに練習するようになります。
ひとたびその方法を覚えると、そのあとは、自分から勝手にイメージしてやるようになるでしょう。
そして、少しでも出来たら、「すごい!!」です。
細かい指摘はタブーです。
お家では「〇〇がまだつまずくねぇ」とは、絶対に言わないでください。
レッスンでは、すごい!すごい!と驚いたことをしっかりと伝え、これができれば、もっとすごいよ!と促すといいですね。
ロジカル
ロジカルは、数字が好き。
一日何回練習しよう。
何時何分に何の曲を何回練習する。
そんな風に、細かく細かく自らスケジューリングするように促します。
いくら数字が好きでも、子供のうちは、予定を立てることに慣れていないため、そこは一緒にやってあげたらいいですが、きっかけさえ作れば、自分で目標を作ってやるようになります。
そして、何か出来たら、そのできたところを具体的に伝えるだけで、やる気倍増です。
「予定通りに練習始められたね」「昨日より〇〇の部分がスラスラ弾けているように聞こえるよ(〇〇は具体的であれば具体的であるほどいい)」
ピース
ピースは、ありがとうを言われることが原動力です。
この曲弾いてくれるの、とっても嬉しいわ!
いつも練習頑張ってくれてありがとう!
いくらいいところがわかっても、最初に具体的にほめるのは逆効果。
具体的に伝えられて喜ぶのは、ロジカルです。
まずは、ただただありがとうです。
ありがとうが伝わってから、具体的に言いましょう。
「ここもっとこうしてくれると、うれしいんだけどな」
そうしたら、そのあとにもっと上手に弾くためにどうすればいいのかのアドバイスは、全て通ります。
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目標の立て方編~フレキシブルとプランニング~
これからどういう風に練習していくか、そんなことを話し合うときに、話の中心をどこに持ってくるか、というときに使えます。
ちなみに、フレキシブルは、ビジョンとピース、プランニングは、ロジカルとピースのタイプがいます。
ピースは2タイプがいらっしゃるのですね!
ではご覧ください。
プランニング
プランニングの目標は、とてもしっかりしていて具体的です。
それを実現するために、しっかり段階を追って計画を立てます。
今の自分でできるだけまっすぐ目標に到達するために、無駄なことはせず、一つずつしっかり踏み固めていきます。
石橋をたたいて渡るタイプって、このタイプかもしれません。
うちの子は、柔軟性がない!と思ってしまわずに、しっかり計画性があることを認めてあげて、どうすれば一番目標に近づくか、納得して進ませることが大事です。
フレキシブル
フレキシブルは、最終目標は、本当におぼろげです。
「大体こんな感じ」です。
そして、そこに向かってできそうなことを1つやってみる。
そのあとのプランは、ありません。
なぜか?
それは、状況によって、選択肢が変わってくるということをわかっている
からです。
1つのことができたときに、次にやることが、初めの計画と違うことが多いそうです。
また、決めたことが、すぐに変わってしまうことがあるのも、このタイプ。
プランニングとフレキシブルがけんかになるのは、想像に難くありませんね。
お互いにそのことをわかっていることが大切なんですね。
フレキシブルのお子さんがいる場合には、何を考えているのかわからないと言います。
どんなに突拍子のないことでも、やってみたいという気持ちに水を差すようなことだけはやらないでくださいね!!
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ピアノの練習表を作ったけど、うまくいかない・・・練習表が効くタイプと効かないタイプがいた!
先ほども申し上げましたが、練習表が効果を発揮するのはロジカルだけなんです・・・!!
人口比約40%!!
これを知ったときは、本当に衝撃でした。
約6割の人が練習表を無意味だと感じていたということです。
逆効果になっていた可能性もあることを考えると、人によって変えるべきだったと、今更ながら残念に思います。
タイプを知って、実践に活かそう
こうしたタイプの違いによって、対応が違い、タブーの対応をすると、一気に本領を発揮できなくなります。
果ては、自己肯定感を低めてしまうという恐ろしいことになりますので、お子様のタイプを知るということは、安易なようで実はとっても大事なのではないかと思います。
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ぜひおすすめです。
また、マスターコースになると、性格統計学をより深く知ることができるため、自分のことや周りの人のことを、しっかり頭に入れて、人の言うことを受け入れることが上手になります。
さらに、自分の自己肯定感を上げ、周りの困っている人の自己肯定感も上げることができるようになります。
人間関係で困っている人を助けてあげることができるため、カウンセリングができる資格が得られます。
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だからこそ伝えられることもありますので、少しでも気になった方は、ぜひお問い合わせいただくことをオススメします!!
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PROFILE

- 石山東音楽教室 代表講師
-
北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース 卒業後、
札幌市南区のピアノ教室「石山東音楽教室」を開校。
現在、ピアノ講師としてお子様の指導を行うのみに限らず、
「JLCA主宰伝え方インストラクター」として活動中。
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