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私の人生を導いてくれた言葉10選~この言葉で私はここまで来た~

言葉10選

札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。

人にはそれぞれ、出会いがあり、その中で気づきがあります。

私に声をかけてくれた人は、何気なく言ったかもしれませんが、私にとっては人生を変えるような言葉であったりするものです。

以下のひと言は全て、異なる人からかけてもらった言葉です。

言葉って、本当に不思議なものです。

このHPを訪れてくださった方に、もし興味があればと思い、このトピックを通して、私西岡裕美子がどんな人となりりなのか、少しでも伝わればいいかなと思い、書いてみました。

目次

やめて後悔しないの?

ピアノの先生が変わって、すっかりやる気と自信を無くしていた私に、母親がかけてくれたひと言。

小学校5年生頃でした。

ちょっとやめようかなという気持ちが入り込んだところで、母に相談。

「ここでやめて後悔しないの?」と尋ねられて、私は考えました。

答えは、「やめてしまったら、絶対後悔する!」でした。

おかげで「私はピアノをやめたいわけじゃないんだ」という気持ちに気づきました。

小学校5年生と言えば、自己肯定感を失いかける時期です。

そんな時期に、自己肯定感を失うことなく、上手に声をかけてくれた母に、感謝です。

あんたのショパンは「食パン」ね!

中学生になり、ショパンを演奏しだした頃、ちょっと弾けると思っていた時代。

ピアノの先生が、廊下ですれ違いざまに、私に投げかけたひと言。

意味はすぐに分かりました。

へたくそ

思春期の真っ只中。

これは衝撃以外に何物でもありません。

しかし、今乗り越えてこうしてここにいるわけですから、ありがたいひと言です。

確かに当時は、下手くそでした(笑)

上手な演奏を聴く機会が、とっても少なかったからです。

どういう人になりたいの?

中学1年生の正月休みの時に、ピアノの先生のお宅に遊びに行ったときに問いかけられたひと言です。

私は、

変な人になりたい

と答えました。

「個性的な人っていう意味でしょう?」

と笑って返されたのですが、先生の顔はマジでした。

何言ってるのこの子?といった顔です。(笑)

今思えば、つまり「オンリーワン」と言いたかったのです。

個性的というのもちょっと違います。

個性的という言葉には「他の人と比較して」という意味が入っていると感じました。

私が言いたかったのは自分がなりたい自分になって、こんな人どこにもいないよね、という風に言われたかったんです。

だから、「変な人」だよね~という風になる。

自分では個性的だと思っていないんです。

自分では当たり前の自分。

だけど、似たような人はどこにもいない。

そんな人を目指したかったのです。

今では、面白い人だよね~とか、変わった人だよね~と言われるようになりました。

どんな意味なのか分かりませんが、とりあえず念願は叶ったようです。

もっとしっかりした人かと思った

高校受験で、願書を期日までに出しそびれた時に、ピアノの先生に言われたひと言。

私は、人からしっかりしていると見られがちです。

でも、年賀状を出すときに自分の名前を書かなかったり、お風呂に入るのが面倒だったり、準備と言われるものがことごとく嫌いだったりしました。

でも、人にはしっかりして見られる。

この時に、人からどう見られているのか、そして自分はどのように行動すればいいのか、初めて考えるきっかけとなりました。

あなたはどう思うの?

高校生の時に、親友に言われたひと言。

どんな内容だったか、全く覚えていなかったのですが、ちょっとしたことで迷っていて、それをポロっと言った時に、「あなたはどう思うの?」と言われました。

私は、価値基準が当時母親の言うことでした。

育った環境から、自分で価値判断することを放棄し、自らの小さな感情に知らず知らずのうちに蓋をしてしまった
ようです。

そんなところに気づかせてくれたひと言でした。

このひと言がなければ、今の私はいません。

自分とは何か、自分はいったいどういう性格で、どういう特徴があり、アイデンティティは何なのか。

そういったことが、これから先何年もにわたって、大きな課題となります。

ピアノがすべてじゃないんだよ

大学受験に失敗し、一浪を始めたすぐの時、祖父に言われたひと言です。

今思うと、祖父は励ましてくれていたと思います。

しかし、私の感情としては、「なんていうことを言うんだ!!ひどい!」です。

私は、祖父母と同居し、一家で有限会社を経営しておりましたので、後継ぎとしての考えもあったのだと思います。

幸い、父が「長女である私に後継ぎをさせる」ことを考えておりませんでしたので、押し付けられることもありませんでした。

そこで私は、ピアノが好きであること、どうしても大学でピアノを勉強したいのだという考えがあることを、自らのうちに確認できたのでした。

あなたの演奏は「大ざっぱ」よね

大学のとある先生に、試験の講評をいただきに行ったときに、言われたひと言。

びっくりしました。

演奏に大ざっぱという考え方があるとは思いませんでした。

自分のアイデンティティが何か、という大きな課題に取り組んでいた最中ということもあり、何か関係があるのではないかと思い、心理学系の書籍をたくさん読み漁りました。

演奏が進化したか。

それは、私にはよくわかりませんでした。

どうやったらうまくなるのか

がこのころの課題でした。

上手くなるために、私が思いついたことはすべてやりました。

大ざっぱ、という表現に、どんな意味が込められていたのか、未だにわかりません。

しかし、この時から、「自分の表現とは何か」を追求していきたい、という想いが、より強くなっていったと思います。

笑顔がとてもいいと思うよ

仕事を始めて5年ほど経った頃、教室の担当者に言っていただいたひと言。

指導者としてあまり自信がなく、それでも頑張ろうと思って、踏ん張っていた頃です。

「笑顔がとてもいいと思うよ」と言われて、笑顔には、こんな力があるのか、と客観的に自分の指導を見つめなおしたひと言でした。

自然の笑顔を作るのも、大変な時期がありました。

手探りなレッスン、相性の悪い生徒にどう接したらいいのか、レッスンが近づくたびに重くなる気持ちをできるだけ取っ払って、顔を作ってレッスンする毎日。

偶然自然にできた笑顔で褒められた私は、まだ続けてみようかな、という気持ちになれたのでした。

自分のピアノで練習しないと、うまくならないよ

ある本番で、合唱の伴奏をすることになったとき、上手く弾けなくて、指揮者の先生に演奏指導を受けたときのひと言。

イメージはあるのに、うまく伝わらない。手にも人にも。

そこで、私が悩んでいることを見抜いたかのように、「自分のピアノ」の必要性を、ひと言でズバッと言われました。

当時グランドピアノがない中で、多くの方の協力を得て、グランドピアノのある会場を貸していただき練習してきた私。

納得のいく演奏をどうやったらできるのか、どんなに練習してもわかることはありませんでした。

「自分のピアノ」があれば、わかるのか。

そこから私は、ピアノのある家に住むことを目標とし、日々頑張ることに決めたのでした。

自分の気に入った方を選べばいいと思うよ

ついに自分のピアノを買う時が来ました。

そして、2種類のピアノでどちらにするか迷った時、ある指揮者の先生に相談してみたことがありました。

ひと言で答えが出ました。

「自分の気に入った音色のピアノを選べばいいと思うよ」

これは、今となっては本当にありがたい言葉です。

今につながる一歩となったきっかけを与えてくださいました。

同じ値段でも、たとえ数万の違いでも、自分の気に入ったものを選ぶことがどれだけ大切なことか。

よくわかりました。

まとめ

今の私

簡単に思いつくものを並べてみました。

多くの人との関わりの中で、たくさんのことに気づき、たくさんのことに触れ、たくさん成長させていただきました。

どんなにつらいことがあっても、越えられないことは与えられないと聞いたことがあります。

自分に向き合い、目の前の問題を乗り越えた時、どんな光景が待っているのか。

私は常にそれを追い続けてきました。

少しでも私がどんな人なのかわかってくださったらうれしいです。

性格統計学・ピアノdeクボタメソッド・アレンジ楽譜を取り入れながら「210%やる気が出てくる超ピアノ指導」を実践。詳細は石山東音楽教室の西岡裕美子まで。

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