ピアノカーニバル無事終了!今年初の教室生向けイベントは、チャレンジが目的!!
札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。
目次
- ○ 「ピアノカーニバル」の位置づけ
- ・チャレンジできる場にしたい
- ・面白くしたい
- ・元々は「ケーキパーティー」
- ・いずれは「ケーキカーニバル」
- ○ 今回の工夫
- ・スクリーン画像で見ながら楽しいコンサート
- ・ゲームコーナーは「リズム言葉あそび」
- ○ 今回の感想
- ・思いがけず大イベント化
- ・やることが増えてパンク・・・
- ○ 今後のイベント
- ・第2弾「CD制作」
- ・第3弾「クリスマスミニコンサート」
- ・第4弾「発表会」
- ○ どんな形であれ、演奏を共に続けていく仲間でいたい
「ピアノカーニバル」の位置づけ
年間で初めてのイベントです。
気軽に参加できると思うことで、曲の完成度を求めるのではなく、チャレンジできる環境を作り出します。
自分の限界を突破しやすい環境を演出します。
全力で頑張るのですが、完成度が100%でなくても、とにかくチャレンジすることを推奨しています。
※コロナ前は「ケーキパーティー」として、演奏後に談笑しながらろまん亭のケーキを食べていました。
会場が飲食可になったら、「ケーキカーニバル」にする予定。
チャレンジできる場にしたい
演奏に中心に据えたコンサートである限り、人前での演奏に対する恐怖から逃れるのは不可能。
チャレンジしたい、やってみたい、という気持ちになってもらいたいので、
演奏以外の要素が必要だと思っています。
そこで、悩んだ結果、ひらめいたんです。
「仮装」の要素を入れたら、楽しいのではないか・・・?
今や、ドレスを着ることでさえ、緊張の要因になります。
ですから、自分が扮したい服を着ることで、モチベーションを上げていきます!
1人1人の「やってみたい」を、大事にしたいのです。
面白くしたい
私は、特別面白い人間ではありません(笑)
残念ながら、それは苦手分野です。
ですが、面白くしたい、という想いは、伝わっていると信じています。
これをやってみたら、面白そうだよね!と誘い込むのです。
また、一人一人のタイプに分けて、何をさせてあげればモチベーションが向上し、やる気になるかを追求します。
それが、演奏だけでなく、衣装、化粧など、今の自分が楽しいと思えることを取り入れていくのです。
元々は「ケーキパーティー」
初めに企画したときは、「ケーキパーティー」でした。
「ケーキを食べるために頑張る」
実にわかりやすいですね。
しかし、コロナ禍に突入することで、会場が飲食禁止になり、知恵を出さざるを得ませんでした。
そうして絞り出した知恵としての「仮装」をすることで、演奏向上へのモチベーションを高めることができました。
いずれは「ケーキカーニバル」
でも、やっぱりケーキは「食べたい」ようで、未だに保護者の方々や生徒さんたちと、「ケーキ食べたいよね」と話に上がります。
どうせ食べるなら、たくさんの人と楽しみながら食べたい!
どうせ集まるなら、一緒にケーキ食べたい!
保護者の皆様だって楽しみたいんです!
いずれは、仮装して演奏した後、ケーキを食べる「ケーキカーニバル」へと移行したいです。
今回の工夫
やはり、定型化したイベントとはいえ、創意工夫を考えることはやめてはいけないと思い、日々考えています。
そうして思いついたのが「スクリーンに映像を映し出す」です。
スクリーン画像で見ながら楽しいコンサート
ようやくパワーポイントを触れるようになって、初めてスクリーンを活用することを思いつきました。
人物紹介で、マスクをしていない写真を見てもらうことで、その子の素顔を見たもらったり、
演奏中の曲のイメージ写真を映し出したり・・・
イメージ写真は、生徒さんに聞いてみると結構はっきりしていたりします。
イメージがはっきりしているって、すごいですよね!
大きい子だと、写真がなかったりするので、小さいときの写真を写して楽しんでもらったりして、何とか作りました。
私としても、楽しい作業でした!
ゲームコーナーは「リズム言葉あそび」
やっぱり、アットホームな会には、ゲームがつきものかな、と思って、色々考えていると、面白いものを見つけました。
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「ラーメン」とか「ステーキ」とかいう言葉を当てはめてあるのですが、自分で考えてもらったら、「難しい・・・」というところからは脱するかな、そんないい機会になればいいなと思って採用しました。
結果、本当に真剣に、一生懸命に取り組んでくれて、うれしかったです!
今回の感想
感想というか、反省になるのかもしれませんが(笑)
これからもいい会にしたい、という想いがありますので、書いていきます。
思いがけず大イベント化
全員のチャレンジを応援した結果、3時間にも及ぶ会になってしまいました。
人数が増えてきたので、一人ひとりの演奏時間を制限せざるを得なくなってきました。
仕方ないことですが、全員演奏することが大切なのです。
やることが増えてパンク・・・
会の仕切り、生徒さんたちの足台の出し入れ、譜めくり、パワポの切り替え、出演、そして娘の世話・・・
(最後の娘の世話は、「出たい!」と言った娘の気持ちを尊重したわけです)
至らない点が数々ありました。
見かねた保護者の方々が、手伝いますよ、とおっしゃってくださいました。
ありがとうございます(´;ω;`)
参加費を上げずに楽しませるためには、内部の方々のお手伝いが必須になりますね。
甘えていきたいと思います・・・
すでに、おやつを人数分持ってきていただいている方がいらっしゃいます。
私の気持ちを察してか、本当にありがたい限りです!!!
今後のイベント
石山東音楽教室では、年4回のイベントがあります。
残りの3回のイベントを紹介します。
第2弾「CD制作」
レッスン内で録音し、CDとして演奏を残します。
演奏を録音するということ自体が緊張を要します。
そんな中で、何度も自分の演奏を聞いて、一番いい演奏を残すこととなります。
完成を求めたときの精神コントロール術を学ぶことができます。
自分の演奏と向き合うことになり、完成度を求めるという体験をすることができます。
演奏が残ることで、前年との比較ができて、成長を実感できますよね。
第3弾「クリスマスミニコンサート」
ピアノカーニバル冬版。
発表会が近づいているので、リハーサルとして使うことも可能(発表会と同じ曲もあり)。
コスプレあり、ビンゴ大会あり。着ぐるみOK。
ピアノカーニバルでは、部屋が暑すぎて、着ぐるみが着られないのが唯一残念でした。
クリスマスというワクワクする要素を含んでいることで、やる気を引き出します。
余裕がある人はこのコンサート用の曲を用意し演奏することができるし、発表会に向けて練習している曲をリハーサルとしてしようすることもできますよね。
そのため、完成度は人によって違っていて、それぞれがそれぞれの目標に向けて頑張る感じになります。
前2回のイベントを通して、自分の目標をどこに置くのか、自分で考える力を養っているので、このコンサートは発表会に向けてのステップアップの場としています。
ビンゴ大会は、生徒たちが楽しみにしているもので、年1回のお楽しみとなっています。
第4弾「発表会」
1年の集大成。
1年で1番緊張を要します。
演奏そのものを聞いてもらうために、演奏の完成度を高めることとなります。
演奏を聞いてもらうために演奏する、という本来の発表会の形で行います。
お遊びなしです!
会場の雰囲気もさることながら、自分との戦いを強いられるため、経験することで大きく成長できる機会となります。
どんな形であれ、演奏を共に続けていく仲間でいたい
指導する立場でありながら、私は演奏することが大好きです。
「演奏をし合う会」これが一番私が好きな形であります。
縁あって出会った仲間として、これからも共に頑張っていきたいと思います。
PROFILE

- 石山東音楽教室 代表講師
-
北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース 卒業後、
札幌市南区のピアノ教室「石山東音楽教室」を開校。
現在、ピアノ講師としてお子様の指導を行うのみに限らず、
「JLCA主宰伝え方インストラクター」として活動中。
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