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コロナウイルスで休みをどう使うか

パパとお勉強

札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。

今回の新型コロナウイルスの流行により、親が仕事に出ている中で子供が1人家で自己管理をしながら日々を過ごす、という状況が多くなったのではないでしょうか。

そこで今までどのように過ごしてきたのかが今問われます。そして、その考え方や経験は、今後の人生で大きく差が出ると思います。

また、このピンチをチャンスに変えるため、より良い方向に変えていく必要があるのではないでしょうか?

目次

子供達は学校が休みで、家で1人で悠々自適…

遊ぶ

学校があったときは、母に叩き起こされ、渋々起きて、用意して学校に行く。
学校では、何も考えなくても、チャイムで区切られて時間が過ぎていく。
帰宅後は、なんとなく宿題をやって、テレビを見てゲームをして、時間が来たら寝る。
そんな過ごし方をしてきた場合、突然すべて休みになった時に、何もできないことは容易く想像できます。

テレワークで自己管理能力が問われる

テレワーク

サラリーマンは、基本的には就業時間があり、完全に管理されます。
これは学校と同じです。
仕事から帰ったら好きなものを食べて、好きなことをして、時間が来たら寝る。
そんな暮らしから、突然テレワークになった時、遠隔で管理されにくい環境下での自己管理能力が問われます。

目指すべき人間像

指差し

人生をどのように生きていきたいと思っていますか?
または、お子様にどのような人生を送ってほしいと思っていますか?
その考え方によって、日々の生活をどのようにすごしていくのかが変わっていくと思います。
親はずっと子供の面倒を見ることはできません。
だから自立させることが必要です。
自立に向かって、自分で考え、決めて、行動することができるようにならなければいけません。
今では自分で必要な情報を集め、自分で判断する、という力も必要です。
毎日の暮らしで何をしていくのか、常に取捨選択し、次々とこなしていかなければいけないのです。

勉強と遊びの切り替え、仕事と休みの切り替えがしにくい

分からない男の子

現実的に、ゲームばかり…という状況が続く場合もあり、勉強との切り替えが難しい上に、今は休みのため、勉強の内容や時間以前の話。
子供1人では何もできません。
ゲームばかりやるのは当たり前です。
大人でもハマればゲームばかりします。
やはり、話し合いが必要で、どのように日々を過ごすか、目指す人間像そのものから話さなければいけません。
ただ、勉強しなさい、と言われたってまずしません。
才能や興味がある場合は別ですが、他に魅力がある時代ですから、まずしないでしょう。

目標を作り、積極的に日々のやることを決めていく力

IDEA

大人も一緒にやりましょう。
それだけ重要なことであれば、大人もするべきです。
子供の目にもわかるように可視化して、一緒にやるべきです。
夢、やりたいこと、目標、実現方法、実現するためにかかる時間、など、一緒に話し合うのです。
親が楽しそうに話していれば、子供だって羨ましく思って嬉々として参加してくれるに違いありません。
日々の親同士の話の中に、そんな内容があれば、素晴らしいことだと思います。

積極的に学びにいく力、喜び

勉強女子

大人になって学ぶ面白さを知ることは、とても多いと思います。
なぜ面白いのか?
今まで疑問に思ってきたこと、わからなくて困ったことなどがあったからです。
子供にも疑問に思うことや、わからなくて歯痒い思いをしたことがあるはずです。
できなくて悔しい思いをしたことなどは、たくさんあるはずです。
その時にすかさず学ぶ喜びを教えてあげればいいと思うのですが、話し合いの中で思い出してもらうという手を使うこともできます。
「わかったらスッキリするよね!」
「嬉しくて教えてあげたくなるよね!」
そんなワクワクする気持ちが学ぶ楽しさなんだと思います。

音楽を学ぶことの楽しさと難しさ

アップライトを弾く男の子

好きな音楽を自分で奏でられるようになった時の喜びは、自分の身体を征服したような感覚があります。
心身が満たされるので、非常に幸福です。
どんなに嫌なことがあっても全て忘れることができるくらいです。
自分の考えたことを自由に身体を使って表現する類の喜びは、音楽だけではないと思います。
また、それだけの喜びを得るためには、相当の覚悟と時間と努力が必要です。
目標を見失わないように、小さな目標がたくさんたくさん必要です。
家族に褒めてもらう、という些細なことが、とても大事になります。

ピアノは1人1人の取り組み

ピアノを弾く女子両手

ピアノを演奏するということは、誰かと協力して行うことではないので、基本的に自分でやらなくてはいけません。
そのためにはモチベーションがとても大切になってきます。
もちろん、初めから1人では無理です。
親や先生のサポートを受けて続けなければいけません。
とくに、親のサポートは、モチベーションの維持にとても大切で、目標感を作り続けなければいけません。
①どんな曲が弾きたいのか、それを探せるように、たくさんの曲を聴かせてあげたいですね。
…例えばCDなどを購入できますね。
②どのくらい上手になりたいのか、演奏する姿を見せてあげたいですね。
…今ではYouTubeなどがありますし、ピアノを題材にしたアニメや映画もあります。コンサートがあれば一緒に行ってあげたいですね。
③演奏できるようになったら、どういう将来が待っているのか、ワクワクを伝えたいですね。
…演奏家の書いた書物や歴史書などたくさんありますね。
ちなみにピアノの先生は、その全てを持っています。親は先生のことを話すこともできますね。
ご家族ができることもたくさんあるんです。

まとめ

向かい合う母子

日々の暮らしで何をやるのか、取捨選択することは、みんなでやるのでもなく、みんながやってるから同じことをするのでもありません。
一人一人なりたい人間像が違うから、自分でやるべきことを決めていかなければいけません。
その一つの指針となるものが、親の言動です。
これを参考にして、子供は「鵜呑み」にすることなく、自分で考え、行動に移して行かなければいけません。
できると信じて1日1日の積み重ねをしていくこと、この重要性を今、しっかりと伝えていきたいですね。

音楽理論指導や保育士試験対策も行います。詳細を知りたい方は、石山東音楽教室の西岡裕美子まで。