エッセイ予約開始!!10/10(木)~販売開始!!
札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。
出版社から書籍が届きました!!
2年間かけて作り上げた渾身の初エッセイ!
ありがたいことに、ついに発売間近となりました。
目次
- ○ 書籍案内
- ○ 販売開始日・場所
- ○ 刊行トークイベント
- ○ どうやって書いてきたの?
書籍案内
『哲学者と北のアーティストたち―表現に至るまでの道のり』
編者: 船木 祝
著者: 船木 祝(哲学者・倫理学者)
川上 雄大(シンガーソングライター)
中島 杏子(チェリスト)
西岡 裕美子(ピアニスト)
堀 きよ美(俳優)
出版社:中西出版
価格:1500円+税=1650円
さらにありがたいことに、帯に芥川賞作家の三浦清宏先生のお言葉をいただきました!
画像の青い帯の言葉です。
販売開始日・場所
10/10から販売開始です。
販売書店:紀伊國屋書店札幌本店
コーチャンフォー各店
Amazonでの購入開始
中西出版ホームページ書籍案内開始
私から直接購入も行っております。
私の方にご予約いただければ、10/10以降にお渡しできますので、ぜひぜひお声がけください!
Amazonでは、予約も開始されています。
https://x.gd/rMHjX
上記よりご予約いただけます。
刊行トークイベント
出版を記念して、イベントも開催させていただく運びとなりました。いらしていただけると、大変うれしいです!!
『哲学者と北のアーティストたち―表現に至るまでの道のり(中西出版)』刊行トークイベント
紀伊國屋書店札幌本店、1F会場ロビー
10/25(金)18:00~(約1時間)
どうやって書いてきたの?
編著者である船木祝先生の音頭の元、川上雄大さん、中島杏子さん、堀きよ美さんと共に、2年にわたって数ヶ月区切りくらいで、4000字・8000字・・・と少しずつ長く書いていきました。
皆さん計画的に伸ばしていく中、毎回のように内容を改め、その度にゼロから書き始めました。
多分エッセイという文章形態と、私の性格かなと思うのですが・・・。
最後は多大なプレッシャーの中、16,000字を一気に2日で書きました。
その後、多くの修正を重ねて、今に至ります。
祝先生をはじめ、皆様からのアドバイスや、対話を通して、多くを学ばせていただきました。
また、中西出版の西田さんからは、多くの校正を通して、出版物に対する厳しさや言葉に対する感性を磨いていただき、成長させていただきました。
おかげさまで、多くの方の想いを背負ってできた書籍になりました。
当然ながら、ボツにした文章が大変多くあります。
そのボツ原稿の中に「どんな気持ちでエッセイを書き始めたか」を詳細に書いたものがあります。
エッセイを書くまでの私の気持ちの変化も書きましたので、私にとっては大切な文章です。
その文を、以下に紹介いたします。
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二〇ニ二年九月のある午後、突然空からザァザァと音を立てて雨が降ってきました。
場所は、中島公園の近くにある、扇谷記念スタジオ・シアターZOOの入り口前。
あまりにも突然の大雨だからなのか、何やらニコニコと楽しげな三歳の娘と傘に入り、建物沿いにちょっとした屋根の下のスペースを見つけて、雨宿りをしながら、列に並んで待っていました。
人の列はニ十人くらいでしたでしょうか。
私は俳優である堀きよ美さんの一人芝居「化粧」を観覧するべく、ワクワクしながら開場を待っていました。
「突然の大雨」や「突然の大雪」というものに対して、私はいつも何か象徴的なものを感じてしまいます。
この日の大雨は、きよみん(堀きよ美さんのことを、親しみを込めてこう呼んでいます)の公演が、大成功する象徴なんだろうな、本当にすごい人だなぁ、なんて思っておりました。
その時だったんです。
一緒に並んでいた、哲学者の船木祝先生から、突然、エッセイを書いてみませんか、とお誘いをいただいたのは。
私は、エッセイを書いたことがありません。
何をどう間違って、祝先生みたいな立派なお方から、こんなにもステキな提案をくださったのかと、一瞬疑問が頭をかすめました。
しかし、突然の驚きや疑問よりも、この楽しそうな (と私が勝手に思ってしまった)提案を断る理由が一つも思い当りませんでした。
私は、その場ですぐに、やりたいです、とお返事してしまいました。
書き進めながら、その難しさや重大さが後から襲ってくるという、新たな感覚に、冷笑を浮かべるもう一人の自分がいます。
そうは言うものの、声をかけてくださった祝先生に先見の明があることを証明したいと思い、このエッセイのお話をいただいたあの記念すべき大雨の日から、色々な行動に出始めたのは間違いありません。
本当に感謝しております。
現在、四十代前半です。
人生を語るにはまだ早く、悟りを開くなんてもってのほか。
世界がどうあるべきかとか、人としてどうあるべきだとか、演奏がどうだとか、語るには、あまりにも未熟です。
まだ結論めいたものは出ていないはずです。
だから、読者の方の中には、共感できない、とか、そんな小さなこと、とか思われるかもしれない、そんな恐怖もあります。
それは演奏も同じことです。
なぜ、批判にさらされるかもしれないのに、人前で演奏するのか、し続けるのか、そのことに関して書くのが今回のテーマです。
特別壮絶な人生を送ってきた、というような凄みは、残念ながらないと思われます。
しかし、色々考えこみやすい私の思考癖や、面白いことに飛びつきやすい性格を通して、これまで現在感じてきたことや、考えてきたこと、これからどうしていったらいいと思っているのかなど、ありのままの私の言葉を通して、読者の皆様と交流できれば、それだけで幸いです。
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PROFILE
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北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース 卒業後、
札幌市南区のピアノ教室「石山東音楽教室」を開校。
現在、ピアノ講師としてお子様の指導を行うのみに限らず、
「JLCA主宰伝え方インストラクター」として活動中。
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