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ピアノが上達する5つのコツ~一番大事なのは続けること~

ピアノと光

札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。

ピアノを習い始めて3年目、初めは楽しく練習できていたのに、最近少しづつ曲が難しくなってきて、思うように上手く弾けない・・・と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

お子様がなかなか上達しなくて、もどかしい思いをされていらっしゃるお母様はいらっしゃいませんか?

弾けるようになりたい曲があるけれど、その道のりが果てしなく遠く感じて、続けられるか不安に思っている方はいらっしゃいませんか?

何よりも、楽しく続けられそうだと思って始めたピアノレッスンが、できないことばかりでイヤになっていませんか?

この記事は、そんな方々のヒントになればと思い作りました。ぜひご覧ください。

目次

ピアノが上達するための5つの工夫

ピアノと楽譜

ピアノが上達するために私が思いついた5つのことを書いていきます。

以下のことは、実際にレッスンで行った中で、効果があった方法です。

もちろん、合う合わないはありますので、全員に効果のある方法ではありませんが、試してみる価値はあるものばかりです。

お子様に合っているかも!と思ったら、ぜひお試しください!

初心に返ろう

赤いピアノで初心に返る

あなたのお子様は、どうしてピアノを習い始めたのですか?
初めのきっかけを、できるだけ具体的に思い出してください。

お友達がピアノを弾いていて、私も弾きたいと思った。

その具体的な曲まで思い出してください。

幼稚園の先生がピアノを弾いていて、私も弾きたいと思った。

先生は何の曲を弾いていましたか?


その時にやりたいと思った曲を、やってください。
必ずやりたいと思った曲があるはずです。

難しかったら、その曲の一部でもいいんです。
やってみると、その先が見えてきます。

その先を見るのは、ピアノの先生でも親でもなくて、習っている本人です。


本当に難しい曲は、連弾でもいいからやるのです。
アレンジ楽譜を使って、さらにアレンジしてでもやるんです。
セミオーダーの楽譜を使って、気持ちにこたえられる曲を演奏してみるのです。

次に進むために必要なことです。

楽譜が読めるまでじっくり取り組もう

楽譜

楽譜を読みながら弾くことが、目標ではあります。
習っている本人も、楽譜を読まなければいけないことは、皆わかっています。
だけど、まだ十分に速く楽譜が読めません。

え?!速く読むって、どのくらい速く読むんですか?

楽譜を読む速さは、上を見ればきりがなく、見た瞬間に弾ける達人級の人までいます。
速さには個人差があり、成長の度合いにおいては、もはや未知数です。

実は、まだ十分に速く読めないと「思って」いるのです。

「速く読めない」と言ったのは、誰ですか?
「読める」ことを喜ぶべきなのではないですか?

だから、もっと早く読めるようになるまで、じっくりと付き合う必要があるのです。
家庭でも、レッスンでも、一緒に読んであげるということが必要です。

一緒に読むと、「一緒に」が楽しいので、何とか頑張れます。


まぁ、そうはいっても、
何とかして楽譜を早く読めるようになってほしいという思いに答える方法はあります。

「楽譜を書く」ことです。

もちろん何もないところから書くことはできないので、今やっている曲でできるようになった曲を書き写すのです。

漢字と一緒です。
書くと分かってくることがあるのです。

リズム練習をしよう

「リズム音痴」という言葉がありますが、あまり関係ないのではないか、
と私は思っています。
リズムがつかめないのは、リズムの約束を知らないから、です。

リズムは、音符の記号から読み取ります。
リズムの組み合わせが、演奏を難しくさせます。
右手と左手のリズムが違うから、よけいに難しくなります。

だから、部分的にリズムの練習を必要とします。

①部分的にリズム打ちをしてみる
②リズムの仕組みについて、時間をかけて何度も説明をしてもらう
③一緒に歌ってみる
④(普段から)リズムカードで「楽しく」遊んでおく

先生は簡単だと思っているし、親もわからないことがわからなかったりします。

だから、様々なアプローチをして、どこかででひらめくように、種まきをします。

両手の部分練習をしよう

両手が弾けない

「両手が弾けない」

よくあることです。
苦手な手の動きっていうのが、どうやらあるようです。

私もありました。
エレクトーンを習い始めたころは、ヤマハに講師になる数カ月前でした。
半年後、ヤマハグレードエレクトーン5級を受けました。
課題をこなしていましたが、どうしても難しい動きがありました。
左手と左足が逆の方向に動くときです。
突然動かなくなります。
頭が混乱してしまうんです。

大人ですから、できるようになるはずだと思ってコツコツ練習し続けることができましたが、
習い始めて2~3年では、できるようにならないかもしれない、自分には無理だ、
と思ってしまうのも無理はありません。
できるまでのモチベーションを保つことが課題となってきます。
そのモチベーションを保つためには、
わかりやすい「数値化された」目標を共有することがいいということがわかっています。

①1日の練習回数を自分で決める
②1日の練習範囲も自分で決める
③できないことを確認したら、じゃあ次は回数を増やしてみよう、その回数も自分で決める

これ以外にもありそうですが、できるだけわかりやすいことで数値化することが大事です。

連弾をたくさんしよう

親子連弾

何かを楽しむとき、一人で楽しむよりも、二人以上で楽しむほうが、より楽しいですよね。

楽譜を書くところでも書きましたが、「一緒に」演奏することが、そもそも楽しいことです。

たとえ「ド」だけの参加でも、連弾することでハーモニーが変わり、
その移り変わるハーモニーの中で曲が進んでいくのを、体験することができます。

「きれいにうたいましょう ソルフェージュ入門編」
という楽譜があります。
伴奏つきのソルフェージュのテキストで、伴奏付きで歌うことができます。
とても素敵なハーモニーがついていて、伴奏を弾いていてとても楽しいです。
楽しんで伴奏を弾く姿も見せることができるし、
その気持ちも一緒に演奏することで伝わっていきます。
初めの曲は、「ド」のみでできているメロディーです。
もちろんハーモニーも素敵です。
できた!と思えますし、繰り返しすることで、頑張ることができるようになります。

きれいにうたいましょう ソルフェージュ入門編

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まとめ

おしゃれなオルガン

人によって、ひらめくタイミングやスイッチが入る場所は違います。

人前に出るイベントでスイッチが入る子もいれば、
好きな曲をセミオーダーしてスイッチが入る子もいますし、
連弾をして楽しくて先に進むことができるようになる子もいます。

自分のスイッチはどこで入るかわからないんです。
それこそ「出会い」です。

だからこそ、
そのきっかけに恵まれるように継続性のあるレッスンメニューが組まれているわけですし、
先生とのやり取りの中で少しづつ成長していくものです。

保護者との二人三脚で成長を応援できていけたらいいですよね。
最近は、お母様だけではなく、お父様の積極的な教育への参加が増えてきていて、
お父様とお話することも増えてきました。

何かあったら、ぜひ先生に相談してみてください。

先生との会話の中に、ヒントがあります。

一番大事なことは「続けること」だと思います。

続けるためにできることは、なんでも工夫しましょう!



ピアノ指導に合わせて、音楽理論指導や保育士試験対策も行います。詳細を知りたい方は、石山東音楽教室の西岡裕美子まで。