コロナ疲れを吹っ飛ばそう!モチベーションアップ事例集
札幌市南区芸術の森・石山東地区で、スタインウェイピアノ教室を主宰する、西岡裕美子です。
コロナ対策に長期休みになって、どのように過ごせばいいのかわからなくなった方は多いかと思います。
そのせいで、心が弱ってしまい元気がなくなったり、やる気がなくなったりした方もいらっしゃると思います。
そこで、長期休みを乗り切った生徒たちや保護者の方、自分の周りの友人や仲間などと会ったり話したりして、思うところがあり、ブログにしました。
今後、このような長期休みがないとは言えない中で、どのように準備しておくべきなのか、思いつく限り提案してみたいと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
目次
「気がついたら3ヶ月過ぎちゃった!」
いつも毎週のようにあったレッスンが、突然なくなってしまった!!
え!?レッスンないの??ほんとに~??
みたいな感じで始まった長期休み。
いつもはレッスンがあるから、「あっ!練習しなきゃ!!」と思って練習に向かっていた、そんな人がほとんどです。
「レッスンがないなら、練習後回しにして、今は〇〇をやろーっと!」
「〇〇」がゲームなのか、お母さんに怒られてやる「お勉強」なのか、「学校の宿題」なのか、「おうちのお手伝い」なのか・・・
それは人それぞれだとは思いますが、何かの理由で後回しにされちゃったら、もう大変(笑)
レッスンがなくなってしまったために、練習の機会を失ってしまった、そんなパターンです。
日々のレッスンが一つ一つの目標であるから、それに向かって練習するのは当たり前です。
その根幹のレッスンがなくなったときには、こんなことが起こるのは、当然のことですよね。
いつもは学校に行っていて家にいない子供たちが、毎日家にいて、しかも遊びに行きたいのに、家から出ることもできない。
そんな状況の中では、お母さんは忙しすぎるのです。
だから、悲しいことに、子供たちのやっていること1つ1つに関して、これはやっていないよ、今やりなさい、後でやりなさい、なんて言い続けられる訳がありません。
先生とお母さんは両立できません(笑)
「練習したくな~い!」
突然休みになって、外出を控えるようにしなければいけない。
しかも、やむを得ず出歩く場合は、消毒・手洗いをして、接触を避け、ソーシャルディスタンスを取って・・・
今まで考えたこともないことを日常の習慣として作らなければいけないなんて、なんてことでしょう。
文字にしてみると、これは完全に「無理強い」です。
でもそれをしなければいけないという状況に陥ってしまったのです。
いつも楽しみにしていた学校、友達に会って一緒に遊んだり、他愛もないことを話したり。
週末には、広い公園に行って遊んでみたり、ちょっと遠くに離れた動物園や水族館、美術館、心がワクワクする場所に行って~・・・
そんな生活ができない・・・
楽しむことができないのに、どうして頑張れるのでしょうか。
それでは、心が折れてしまうのは当然なのかもしれません。
頑張ることそのものが楽しむことと一致していれば別ですが・・・。
この初めての長期休みになって初めて、無気力になってしまうという経験をした方も多いと思います。
いざそんなことになってしまったら、すっかりやる気がなくなってしまうまで気がつかないかもしれません。
そんなところまで来てしまったら、もう一度やめてしまうしかないですね。
頑張らないで心を潤さないといけません。
その人にとって一番大切な事は何か。そんなことに日頃から気をつけて自分のことを知っておく必要があります。お子様の場合はご家族の方がお子様の一番の元気のもとは何かを、よく観察してしておく必要があります。
学年に差がある!?
実は、環境の変化で、心が折れてしまったという意見は、小学校高学年あたりから多く聞こえてくる声でした。
低学年や中学年の子たちは、案外乗り越えられた子が多かったです。
まだまだ柔軟な考え方ができるのか、はたまた、そもそも概念ができていなくて環境の変化に対して鈍感なのか・・・。
サンプル数が少ないので、結論づけるのは危険ですが、よく考えるようになった年齢の子に、環境の変化に敏感になってしまった子が多いことは、なんとなく感覚的にわかるような気がします。多感な時期に突入してもいますしね。
「ひとりで勉強するの、大変!!」
今回の学校休校で、各個人で勉強をしなければいけなくなりました。
学校に行けば、周りに同じように勉強する人がいて、仲間だったり、友達だったり、ライバルだったりがいる。そんな環境の中で、やらざるを得ない状況の中で勉強します。
いつもは学校に行くのが面倒な日もあったり、勉強が嫌で、何時間も繰り返し時間割の中で次々とこなしていく授業にいやだなぁ、と思ってみたり・・・。
それなのに、いざ学校がなくなってしまったら、なんと、全部自分でしなければいけないのです。
課題のレポートも出さないといけません。そのレポートが、授業分あるから、とっても多い!!!
そこでハタと気がつくのです。
学校に行って、クラスで仲間と一緒に、時間割の中で一緒に勉強していた方が良かった・・・!!
授業のありがたさです。
そして、いつも時間割を組んでくれて、あれもこれも教えたり注意してくださる、先生の存在のありがたさです。
「早く学校はじまらないかなぁ」
そんな言葉を、ニュース番組でも耳にしました。
私は経験したことがないことなので、そんなものかなぁ、と想像すらできませんが、そういう風に考える子供たちは多いのでしょう。
「頑張れたよ!!」
人が密集する場所は、今回のコロナ禍の中では、ことごとく中止になりました。
多くの方が、金銭的に、精神的に追い込まれました。
そして、自粛期間を終えた今、少しづつ小さなイベントが再開できる見込みが立ち始めています。
延期になったイベントの中で、レッスン以外の目標として成り立つものが色々あると思います。
例えば、関係者のみの練習会、少人数で行われる試験などです。
それが延期になってしまうものの、必ず行われるであろう見込みのあるものを、コロナ禍が訪れる前から持っていた人の中に、頑張れた人がいます。
継続するための目標があることでなんとか踏ん張れたパターンです。
レッスンがなくなってしまって、一つの目標がなくなってしまったものの、必ず来るであろう、その目標への緊張感を保ったまま、このコロナ禍を切り抜けたのです。
この「緊張感」はとても大切なもので、気力へとつながる大事なものです。
「短期的目標」がある方は、その親御さんからの励ましを受け取りやすかったと思いますし、また、親御さんの方も、励ましやすかったのではないかと思います。
タイプにもよりますし、環境や年齢でも変わってくるかとは思います。
でも、ひとつの方法として、日頃から意識するということで対処できるかもしれない「希望」となりえるのは確かです。
結論
最後に、今後に向けてどうするべきか、私なりに結論付けたいと思います。
〇長期休み中に新たなことをやるのは難しい
楽しみのために始めるのであれば苦はないとは思いますが、「学ぶ」ということであれば、休み中に始めるのはよっぽどもの好きでなければできません。
繰り返しを続行することは、人間の脳の習慣としては得意な分野です。
日頃から何を習慣化したらよいのか、よく考えて日々のルーティンとして取り入れたいものです。
〇目標があらかじめ設定されていた上で長期休みに入る前からやっていたことを継続し続けるのはなんとかできる
日々の細かい目標設定とは関係なく、もう少し中期的な目標(関係者のみの練習会、少人数で行われる試験など)を常に持ちつつ生活するというのは、生活のモチベーションになります。ぜひ取り入れたいことです。
〇人と会うということは、思った以上に心に良い効果がある
人は一人では生きていけません。必要とされ、必要とする中でこそ生きていけるものです。
心が元気がなくなったときは、気分転換が必要です。
大好きな人や大好きな動物、空気を介して直接会うことや触れ合うことがどれだけ大切な事か。
コミュニケーションの基本ともいえるこのことをやらずに、健康はあり得ないと思います。
大人の世界では、テレワークという言葉もよく聞こえてきます。仕事もコミュニケーションが基本ですから、テレワークのみの活動では、限界を感じるのも時間の問題ではないのでしょうか。
〇習慣として続けて行くことにプラスして、クリアする短期的目標やイベントを設定するということが、環境の変化に強い心を作り出す
揺らがない心を作り出すために、環境に左右されずに、私はこれをやる、またはやらねばならない、という強いモチベションを持てるだけのものがあれば、こんなに頼もしいことはありません。
常に緊張感をもって日々を過ごすことの重要性をここで再認識して、次なる長期休みに備えたいものですね。
〇「ある事例:リクエストに応える」
1つのアイディアとしてご覧ください。
今まで滅多に音楽の話をしなかった親しい親戚に、コロナ禍の前ではありますが、「〇〇の曲を弾いてほしいんだ、生で聴きたいんだ」と、リクエストされました。
改めてお願いされてしまうと、よし!頑張るか!となるものです。
このコロナ禍で私は曲の完成を目指して密かにモチベーションを保ち続けることができました。彼女には感謝しかありません。
いつもはあまり音楽のことについて何も言わない人、例えばお父さんやおじいちゃん、おばあちゃんから、もし突然そんなことを言われたら、もしかしたら頑張ってみたくなる気持ちになるかもしれません。
音楽理論指導や保育士試験対策も行います。詳細を知りたい方は、石山東音楽教室の西岡裕美子まで。
PROFILE
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北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース 卒業後、
札幌市南区のピアノ教室「石山東音楽教室」を開校。
現在、ピアノ講師としてお子様の指導を行うのみに限らず、
「JLCA主宰伝え方インストラクター」として活動中。
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